シュガークラフト教室　リトルフェアリー　ダイアリー

　Diary


２０１４年１０月１１日（火）
ハロウィーンと魔女
ハロウィーンが近づいてくると毎年、教室に魔女の人形を飾っています。魔女や魔法使いの物語は世界中に沢山ありますが、私が子供の頃に好きだった物語にも、魔女が登場するものがありました。「小さい魔女」という物語に出てくる主人公の魔女は、ドイツの黒々とする深い森の中に住んでいて時々、箒にまたがり、相棒のカラスと一緒に空を飛びます。この魔女は修行中の魔女で、人間達に良いことをする魔女でした。それから魔女というと思い出すのは、友達から聞いたロシアの伝説です。ムソルグスキーの「展覧会の絵」という曲の中に、バーバ・ヤーガというロシアの伝説の魔女を題材にした曲があり、不気味で恐ろしい感じの、迫力のあるこの曲を聴くとその時の友達の話を思い出します。ドイツやロシアには広大な森がありますが、やはり魔女は森や樹木と関係があるのでしょうか・・・？以前、生徒さんからヨーロッパなどでは、キッチンに魔女の人形を火難除けとして飾ることがあるということを、教えて頂いたことがありました。魔女が乗る箒が木で出来ていることから、台所で使う薪などと関係があるそうです。魔女やオバケ、かぼちゃなどのハロウィーンのキャラクター達は、不気味さもありますが、ミステリアスな独特な魅力も持っています。ハロウィーンは、西洋の行事なのですが、雰囲気だけでも、楽しみたい気分へ誘う不思議な力があるような気がしてきます。教室のレッスンで作る作品には、ハロウィーンをテーマにしたものもいくつかあります。下の写真の作品は、教室にハロウィーンの時に飾っている魔女の人形や童話などからイメージして作ったゴーストハウスです。魔女はお転婆な女の子、オバケは追いかけっこをして遊んでいるような雰囲気にしました。カボチャやコウモリ、黒猫に蜘蛛なども作ります。シュガークラフトというと繊細でエレガントな作品のイメージがありますが、人形や動物などを作るマジパン細工のような作品も、シュガークラフトテクニックの一つです。