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「６月の花嫁」・・・ジューンブライド。
６月に結婚した花嫁は、
幸せになれる
という言い伝えから、
この季節の挙式は、特別な感じがします。
英国では、シュガーケーキのウェディングケーキは
伝統的でフォーマルなケーキです。
優美なデコレーションで飾られるウェディングケーキは、
挙式に一層の華やかさを添えてくれます。
今月は、教室で今までに
ウェディングケーキを制作された方々の中から、
思い出深いエピソードを
ジューンブライドにちなんで、
幾つかご紹介します。
私が教室を開いて
初めて、ウェディングケーキを作る
お手伝いをさせて頂いたのは、
結婚されるお姉さんの為に作られた方でした。
お姉さんがブルーが好きなのと、
サムシングブルーの意味を合わせて、
ケーキの色は上品な薄いブルーにしました。
ケーキのサイドにはレースのデコレーションで飾り、
メインは白のバラです。
サイズも、この時に作ったウェディングケーキは、
大きいものになりました。
挙式の日まで内緒にしていて、
当日、妹さんの作られたウェディングケーキを
目にした花嫁のお姉さんは、
驚くのと同時にとても感動されて、
涙ぐみながら
一生大切にする、と言って下さったそうです。
私にとって初めての
ウェディングケーキをお手伝いした生徒さんから、
このようなお話を聞かせて頂いて、
当時、思わずジーンとなってしまったのを覚えています。
そして、
１５年以上経った今でも
きっとそのウェディングケーキは、
思い出と共に、大切に
お部屋に飾られていると思います。
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