シュガークラフト教室　リトルフェアリー　ダイアリー

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２０１１年７月１２日（火）
版画美術館
町田にある国際版画美術館の展示ポスターを見かけたので、行ってみることにしました。「フランスの詩と版画」展です。ダリ、ピカソ、ブラック、ミロ、ジャン・コクトーなどの作品が展示されていました。詩にインスピレーションを受けて描かれたという作品は、シュールレアリズムの雰囲気でやや暗く、重い印象でした。外の暑さと町の喧騒から離れたひんやりとした静けさの館内でこのような作品に囲まれていると、不思議な感覚がしてきます。作品を一点、一点見ていると、モノクロで描かれた独自の版画の世界の中に吸い込まれそうで、油彩や水彩画とは違う、不思議な感じが伝わってきました。１Fのミュージアムショップを帰りがけに覗いていると、イギリスの挿絵画家の作品が描かれたファイルを発見しました。それから、可愛らしい子供のイラストが描かれたポストカードも見付けました。涼しい館内から外へ出ると、太陽は丁度真上にあり強い日差しをストレートに向けてきました。広場には、水しぶきを上げながら回転するモニュメントが流れる水の音を立てて、勢い良く動いていました。暑い日差しが照りつける、夏の青空の下で水を一杯に湛えて動くモニュメントを見ていると、その空間が、水で満ちたオアシスのように感じられて暑さが少しだけ、忘れられるような気分になりました。