シュガークラフト教室　リトルフェアリー　ダイアリー

　Diary


２０１１年９月２５日（日）
どんぐり
秋になると、公園や街路樹のある通りなどにどんぐりが落ちているのを、目にすることがあります。帽子を被ったような、可愛らしい形の艶のあるどんぐり。子供の頃、どんぐりを見つけるとなぜか嬉しくて、良く拾ったのを覚えています。特に、何に使うという訳でもなかったのですが・・・。樫やクヌギ、楢などの木が長い年月を重ねて大きくなり、やがて、その枝から実を付けることからどんぐりには、豊かさや、平和、実りある人生という、意味合いがあるとされています。イギリスには、仕事などの現役を離れる時に贈る「リタイヤケーキ」と言われるシュガーケーキに、シュガークラフトで作られたどんぐりが使われることも、あるようです。写真の作品に、どんぐりと一緒に加えたのは、クレマチスのシードヘッドです。春から夏にかけて花を咲かせるクレマチスの、花びらが落ちてしまった後に残る部分です。これは、"Old Man's Beard" 「お爺さんの顎ひげ」と、呼ばれています。白い髭のように見えるからなのでしょうか？教室のレッスンで、このシードヘッドを作る時に生徒さんに説明する時の参考としてお見せしているのが、妖精画家、シシリー・メアリー・バーカーが描いた "Old Man's Beard Fairy"のイラストです。このイラストの妖精は、お爺さんではなく赤ちゃんのように可愛くて、あどけない妖精ですが・・・。どんぐりの作品には、アレンジメントを組んだ最後に、「エンゼルヘアー」という外国製の、髪の毛のように細い金網を最後に絡ませています。金網のふんわりとしたゴールドで、秋らしいニュアンスを加えてみたいと思いました。フワフワしたこの製品を見つけた時、「エンゼルヘアー」という商品名が素敵で、ピッタリだと思いました。シュガーフラワーのアレンジメントに時々加える、好きな素材の一つです。